商品説明 カフェ―ユニークな文化の場所渡辺 淳丸善ライブラリー 1995本書は、カフェの歴史を追いながら、そのユニークな文化発祥の現場にふれられるものである。目次第1章 ニューモード、カフェの出現 I 新しい飲料、コーヒーと珈琲店の登場 II ヨーロッパへの普及ー17世紀のカフェ事情第2章 十八世紀―カフェの本格的開花 I ヨーロッパの趨勢 II カフェのメッカ、パリ 1 文学・政治カフェのモデル、プロコープ 2 大革命を前にして第3章 十九世紀―カフェの発展と変遷 I ブルジョワの世紀の開幕ーグラン・ブルヴァ―ルの活状 II 世紀末へーボヘミアンとアブサンとモンマルトル第4章 二十世紀―カフェの新展開 I ベル・エポックから大戦へー右岸から左岸へ カルチエ・ラタンの周辺で/ラ・クロズリー・デ・リラ ル・ドーム ラ・ロトンド ル・フーケ II 狂騒(ランネ・フォル)ーモンパルナスの20年代 ル・セレクト/キャバレー《ヴォルテール》とダダの誕生 III 30年代ー戦争へ ビストロの盛り返し/映画の黄金時代/ラ・クーポール IV 第二次大戦から新しい世紀末へ 1 実在主義とサン=ジェルマン=デ=プレ 占領末期から解放へ/レ・ドゥ・マゴ/カフェ・ド・フロール 2 60年代 3 70年代から世紀末へ主要参考文献付録 パリのカフェ・ガイド絶版の丸善ライブラリーから一冊。啓蒙時代、世紀末、狂騒時代、実存主義の本拠地とカフェ文化の変遷の中でどのような人物が来たかという点では一番よく纏まっていると思われる。タヴェン、ブラッスリー、ビストロ、キャバレーの微妙な語彙の違いの説明もある。アブサンについての記述は時代の制約上仕方ないが、カフェ文化に位置付けている本は意外と少ないので及第。サルトル、ボーヴォワール、マルロー、カミュの実存主義、そしてボリス・ヴィアンのジャズ時代まで、サンジェルマン・デ・プレにカフェ文化が移った後の記述が充実していて嬉しい。(レビューより)#渡辺淳#人文#社会#文化#文化史#歴史#世界史#カフェ#フランス#パリ#ガイド#案内#グルメ#エンタメ#ホビー#文学#小説#政治#哲学#本#BOOK